マルセイバターサンド

北海道土産の一つ、バターサンド。売上総額200億円。亭主は東京出店しない、規模の拡大を望まないそうです。
創業者の遺訓に「デキモノと食い物屋は大きくなったら潰れる」とのこと。
従業員が1300人なら顔を覚えられるがそれ以上になると無理と言います。人が増えれば目が届かなくなり仕事が粗くなります。商品の品質は従業員の質によるそうで、従業員の品質向上が顧客満足度向上につながるのでインセンティブも充実しています。儲かっているから福利厚生に十分なカネを使えます。事業税を払うより会社のためになります。

「地元に住んでいるお客様に支持されないと企業の永続性は考えられない。永続性とはライバルに追いつかれない事。」亀に追いつかれないほど先に行けばウサギは決して負けません。

少しずれますが、日本IBMで修行した後、起業した先輩がとってくる案件はいつも4〜5人を養う程度の規模でした。大きな案件はSEの手配、プロジェクト管理、資金調達など他人の世話にならないとカネにならないし、検収・入金までに時間がかかるというのが理由です。1億円の案件に2年かけるより500万円/月の仕事を四半期ごとにクローズした方がキャッシュフローに苦しむこともなく、金融業者と付き合うこともないと豪語していました。
風の噂によると、起業まもなく先輩はガンの手術をして心身ともにタフではなくなっていました。

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