金言−786:見返りがあると習慣として定着します♪

某心理学者の習慣についてのコメントです。
ある行動を繰り返すだけでは習慣にはならない。
そこに何らかの「見返りがあった」場合にはじめて習慣として定着する。
これを自分なりに実社会にあてはめてみます。
1)従業員の万引き、売上金の横領、つまみ食い
これはわかりやすいです。この行動による見返りは欲しい金品が無料で手に入るこ
とです。
間違いなく習慣として定着します。
運悪く御用になっても、見返りがあるためすでに習慣化しているので再犯。
2)古き良き時代のホテルマン
笑顔と格別のおもてなしで顧客満足度を上げると、ベルボーイ、フランス料理ウェ
イター、宴会ボーイ長、婚礼受付係は、遊興費に困らないぐらいの額のチップがも
らえました。とりわけ、大宴会や100人以上の婚礼を1日2件はこなすボーイ長には
トップシーズンにはボーナス支給額を上回る領収書の不要な収入がありました。
これを堅実に貯蓄にまわしたボーイ長は10年でマイホームを手にいれることができ
ました。誠にいい時代でした。でも、ほとんどのホテルマンは、いわゆる3つの惑
に抵抗することなく、若い頃はよき日々を楽しんでいました。そして、収入が頭う
ちになった頃は、たくさんあった臨時収入も激減していました。
3)昨今のホテルマン
少し前までは、顧客満足度を上げるとチップがもらえるという見返りがあったので
、できる限りのおもてなしは習慣化していました。昨今、チップをもらえる機会が
減ったか、または、もらっても全額を会社に提出し、会社は従業員から集めたチッ
プを定期的に全社員に均等に再分配しているからでしょうか、習慣化が希薄になっ
ているかもしれません。

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